株式会社 東京シネマ新社


 マリンフラワーズから アサガオクラゲ


Go to
English Version of the Company Activities


週刊朝日1964年12月11日号岡田桑三(当時、61歳)

東京シネマ新社は、岡田桑三(1903-1983) により、国際的に通用する教育・科学・文化に係わる
野心的な記録映像プロダクションを目指し1954年に株式会社東京シネマとして創立されました。
初期の東京シネマは、企業スポンサードによる良質のPR映画を次々と製作し、1950-60年代に
内外の注目を浴びました。70年代に株式会社東京シネマ新社として再編成されてからは、評価の
高い科学映像の製作と並行して、社会的な情報と知的な娯楽を提供するテレビ放送番組の製作を
行ってきました。



プロダクションの最大の特徴として、社員スタッフと熟慮された経済的な機材編成に加えて、幅広い
協力スタッフ陣をもって、自然・科学・人間生活を題材とする濃密な映像製作を実現しています。 
テレビ放送番組製作では、充実した内容の長編スペシャル番組の製作などで、民放、公共放送各局より
高い評価をいただいてきました。自然や文化を扱った番組については、北は北海道から南は沖縄まで、
陸上・水中を問わず各地の取材に豊富な経験を有し、必要かつ充分な機材編成を確保しております。
海外取材・海外提携プロダクションとの共同製作の経験も少なくありません。
 



科学映像、特に超接写・顕微鏡・タイムラプス技術を駆使する撮影では、各地の大学や研究機関に赴いて
専門研究者と協同作業を行うこともしばしばです。そのため撮影機材はフィルム・ビデオを問わず、何時
でも、何処でも、速やかに運搬し、撮影できるよう編成されています。


 

小社スタッフはまた、映像人類学的なテーマ、民俗行事や有形・無形の伝統文化や芸能の取材に豊富な経験
を有し、急速に変容し失われつつある民俗の動態的な記録保存に意欲を燃やしております。例えば複雑に
同時進行する祭礼行事などを数班の撮影チームで手分けし、一気に記録することにより、実地に見学しても
全容を見ることが到底不可能な事象を明らかにしています。
 



各地の博物館や大学・研究機関など学術・高等教育施設のため、自社取材・製作活動に加え、エンサイクロ
ペディア・シネマトグラフィカ
(EC=本部:西独・ゲッチンゲン)や、国際的な映像組織、TV番組製作機関
との交流・提携を通じて培った映像情報のネットワ−クにより、膨大なストック・ショットを蓄積し、自然
や民族文化をテーマとした多様な展示・教育目的のビデオパッケ−ジの企画・製作を実現しています。 



1990年以来、全体主義体制の崩壊した旧ソ連各地に成立した野心的な独立プロダクションとの提携を積極的
に進め、わが国のTV放送、各地の博物館などへの提供を積極的に進めております。94年度からは共同制作・
共同取材体制の確立と充実に努めてきました。小社はいま、映像記録手段の技術的差異、民族や国境を超越
して、高品質の先端的な映像を幅広い分野のテレビ放送番組、科学映像ビデオグラム、企業PR作品などにお届け
する国際的なマルチメディア・プロダクションとなっております。


1998.09.20.掲載開始 最終更新 2012.09.18.


Go to     スタッフ紹介  
Go to     News &Topics 
最近の活動については、こちらもご覧下さい  
Return to  会社概要  
Return to the Top Page