小社は他の多くの科学映像プロダクションが、自社のスタジオを持ち、そこで撮影を行うことを志向しているのに対して、科学映像は研究者と共同し、研究者とともに研究現場で記録していくことを基本に考えています。そのため、顕微鏡や被写体を好みの体制に配置するオプティカルベンチの仕組みを長距離の移動や、コンパクトなスペースで威力を発揮できるデザインにしています。
また顕微鏡は、特に低倍率の観察・記録には対物レンズと被写体の間をできるだけ引き離し、作動距離の長いものを採用して照明がしやすいよう工夫しています。このような機器は、通常の研究にはあまり必要のないものなので、自社で確保している必要があります。
目下の課題は、顕微鏡の光学系の主流が無限鏡筒長のタイプに移り、色々な小部品が確保し辛くなっていること、その中でどうやって、機材の更新をどう図って行くのか? いわゆる顕微鏡撮影の専業プロダクションではない小社での21世紀を睨んだ機材編成のあり方が問われています。
C.ツァイス テッソヴァール マクロズーム装置
ルミナール 16,25,43,65,100mm 低倍率対物鏡
E.ライツ ズマ−ル85mm 低倍率対物鏡
ニコン オプチフォト 正立型顕微鏡
微分干渉コントラスト明視野・位相差コントラスト ×32,64,100
対物鏡
C.ツァイス インベルトスコープD 倒立型顕微鏡
ノマルスキー微分干渉低・高倍 高倍率暗視野コンデンサー
プランアクロマート明視野 ×6.3,16,32,64,100 対物鏡
位相差コントラスト ×16,32,64,100 対物鏡
ネオフルアール高開口数明視野 ×64,100 対物鏡
ショット KL150 スワンネック・ライトガイド ×3
チヨダ タングステン ケラー照明顕微鏡ライト ×5
ウシオ 100W 超高圧水銀灯