NHK生きもの地球紀行 カザフスタン 未踏の大地 幻の羊ウリアルを見た!
1995年、カザフスタン共和国西部、ウスチユルト台地に世界で初めてTVカメラを持ち込み取材しました。
現地の優秀なスタッフ、研究者たちとの緊密な協力により実現した快挙です。
充実した自社保有機材と優れたスタッフによる機動性、最新の編集システムによる迅速かつ経済的なポストプロダクション、それらが東京シネマ新社の丁寧な番組製作を支えております。
東京シネマ新社のテレビ番組製作は、1979年に始まりました。それまでの科学映像・自然史映像製作の経験と、国際的な資料映像収集への膨大なノウハウを活かして実現した楽しい動物百科は、当時大きな注目を集め、その質が高く評価されました。
1980年代に入って取材スタッフを北海道東部地方に長期派遣。北海道の野生動物の本格的な記録に取り組み多くのスペシャル番組を完成させました。それは16mmフィルム取材による本格的自然誌映像の頂点を極めるものでした。
1983年から取材の基本をビデオに転換、数年で製作スタイルを一変させました。名実共にTV番組製作のプロダクション・ハウスとしての東京シネマ新社が確立されたのは1985年のことです。
1987年から数年にわたった道東におけるタヌキのVTR取材を通じて、本格的なVTRによる自然誌映像取材のノウハウが確立され、以来、刻々と変化し進展するビデオ映像製作技術に対応した製作体制と機材編成の整備・改善を絶え間なく続けております。
1990年代には、ソビエト体制の崩壊に当たって社会政治情報番組サンデープロジェクトのための取材コーディネーションとともに、取材体制の確立に努め、旧ソ連各地の先進的な独立系プロダクションハウスとの提携を強化し、カザフスタン、リトアニア、エストニアなどで自然史、民族誌映像の共同製作を始めました。また日本への彼らの作品紹介にも力を入れております。1994年度からは、現地撮影スタッフ、研究調査スタッフの参加を得て、一段と高度な共同制作体制のもと、NHK自然誌番組、生きもの地球紀行のために、これまで日本の取材チームが入域できなかった地域での本格取材を実現しました。
テレビ放映作品の多くは放送権がテレビ局に帰属していますが、東京シネマ新社では自社が制作協力した多くの作品のバックアップコピーを保存してきました。参考試写というレベルであれば、視聴に応じることは可能です。希望があればケースバイケースで対応しますので、e-mailにてお問い合わせ下さい。
1998.09.20. 掲載開始 2001.08.16. 最終更新